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ドラゴンボールシリーズにおいて、「ベジータ と ブルマ」というカップリングは、多くのファンにとって特別な存在です。彼らの馴れ初めは意外性に満ちており、当初は敵対関係にあった二人がどのようにして心を通わせていったのか、気になる人も多いはずです。
本記事では、ベジータとブルマがどのような経緯で結婚に至ったのか、その結婚の理由や背景を丁寧に解説していきます。また、二人の間に生まれたトランクスとブラをめぐるエピソードや、ドラゴンボール超での名シーンを振り返りながら、アニメで描かれた印象的なキスシーンにも触れていきます。
さらに、原作者による公式設定と裏話をもとに、ベジータとブルマの関係性を掘り下げ、時を経て変化していった夫婦関係にも注目します。ファンの間では「ベジブル」という愛称で親しまれているこの二人の愛のエピソードをまとめ、名言集や人気の理由まで網羅することで、これから作品を楽しむ方にも深く理解していただける内容をお届けします。
記事のポイント
- ベジータとブルマの馴れ初めと関係の始まり
- 二人が結婚に至るまでの理由と経緯
- トランクスやブラを含む家族としての歩み
- 名シーンや裏話から見える夫婦の魅力
ベジータとブルマの馴れ初めと関係性
- ベジータとブルマの馴れ初め
- 結婚の理由と経緯とは?
- トランクス誕生までの流れ
- ブラが生まれるまでの物語
- 名シーン多数!ドラゴンボール超での夫婦関係
ベジータとブルマの馴れ初め

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ベジータとブルマの出会いは決して恋愛的な雰囲気から始まったものではありません。最初に顔を合わせたのはナメック星編であり、ブルマにとっては敵軍の一員であったベジータは脅威でしかありませんでした。実際、当時のベジータは冷酷な戦士として描かれており、ブルマや仲間たちにとって信頼のおける存在ではなかったのです。
しかし、フリーザとの戦いを経てベジータは地球に滞在するようになります。このため、ブルマとの接点が徐々に増えていき、当初は衝突こそ多かったものの、お互いの存在に慣れていく中で距離も縮まりました。ブルマは科学者としての好奇心からベジータの戦闘民族としての特性に興味を持ったとされ、一方でベジータも次第にブルマの堂々とした態度や芯の強さに心を動かされたと考えられます。
やがて、彼女の提案によってカプセルコーポレーションに居候することになり、ベジータの生活環境は大きく変化します。いくら誤解を恐れずに言えば、寂しそうなベジータにブルマが興味を抱き、距離を縮めていったのが始まりといえます。こうして、敵同士として出会った二人が、ゆっくりと時間をかけて関係を築いていくという展開は、多くの読者にとって印象深いものとなりました。
結婚の理由と経緯とは?

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ベジータとブルマが結婚に至った理由は、明確な描写がないながらも、時間をかけてお互いを理解していった結果といえます。特にアニメでは、重力室での過酷なトレーニングで傷ついたベジータをブルマが看病するエピソードが描かれ、そこで絆が深まったことが推測されます。この看病の場面では、ブルマの強気な性格と優しさの両面が垣間見え、それがベジータにとって新鮮で魅力的に映ったとも考えられます。
また、ブルマがヤムチャと別れたタイミングで、彼女の心に空白が生まれていたことも無視できません。その空白を埋める形で、地球に滞在していたベジータとの関係が自然に深まっていったのは、ごく自然な流れだったともいえるでしょう。さらに、地球に来てからのベジータは、戦うことだけでなく、徐々に人間関係の中での居場所を求めていた様子も見て取れます。
結婚というよりも、生活を共にしながら気づけば家族としての絆が育まれていたというほうが、二人の関係を正確に表しているかもしれません。そのため、唐突に見えるカップリングではありますが、内実はしっかりと土台が積み上げられていた結果だといえるのです。
トランクス誕生までの流れ

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そして、ベジータとブルマの間に息子・トランクスが誕生することで、二人の関係はより確かなものとなります。未来から来たトランクスが、自身の父親がベジータであることを明かした場面は、物語全体の流れを大きく変える衝撃的な出来事でした。この驚きの展開は、読者にとっても強いインパクトを与え、ベジータとブルマの関係性の深さを一気に印象付ける要素となっています。
前述の通り、結婚や交際の描写は少ないものの、トランクスという存在が二人の絆を物語っていることは間違いありません。ブルマの妊娠や出産のシーンが明確に描かれていないため、トランクスの存在はまるで伏線のように登場し、視聴者や読者に衝撃と納得を同時に与えました。
また、ベジータが当初、家族というものに無関心であったことも忘れてはなりません。実際、赤ん坊のトランクスが危機に瀕した場面でも彼は無関心を貫いていましたが、やがてトランクスの存在がベジータの心を少しずつ変えていきます。とくに、精神と時の部屋で親子修行を共にした経験は、ベジータが父親としての自覚を持つきっかけとなった重要な転機でした。このようにして、ベジータの人間的な成長が、家族との絆を深める方向へと導いていったのです。
ブラが生まれるまでの物語

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おそらく多くの読者が驚いたのが、終盤で突然登場したベジータとブルマの娘・ブラの存在でしょう。唐突な登場ではありましたが、それだけに彼女の誕生は物語全体の流れにインパクトを与え、ドラゴンボールの物語における大きな節目となったのは間違いありません。ブラの存在によって、読者はベジータとブルマが本当の意味で「家族」となったことを実感する機会を得たともいえます。
ベジータが父として成長した証として、彼の行動は『ドラゴンボール超』でより具体的に描かれました。特にブルマの妊娠中に宇宙サバイバル編の試合への参加を拒否し、出産を優先した場面は、かつての彼からは考えられないような行動です。これは、ただ単にブルマを大事に思っているというよりも、家族としての責任を自覚したことの現れでしょう。
さらに、ブラの誕生をきっかけに、ベジータの性格にもより穏やかな変化が見られるようになります。ブルマやトランクスとの関係を通じて築かれた家族観が、ブラによってより強固なものとなり、読者にも深く伝わってきます。言ってしまえば、かつての冷酷なサイヤ人が、愛情深い父親へと成長する過程そのものが、多くのファンにとって感動的な要素として映っているのです。
名シーン多数!ドラゴンボール超での夫婦関係

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ここでは、ドラゴンボール超で描かれた二人の関係性に注目します。とりわけ有名なのが「俺のブルマをよくも…!」というビルスへの怒りのシーンです。これはベジータがブルマを心から大切に思っていることが表れた場面であり、彼の内面にある強い家族愛を象徴しています。ビルスという圧倒的な力を持つ存在に対して感情を爆発させるその姿は、これまでのクールなベジータからは想像もつかない変化であり、視聴者に強い印象を残しました。
その他にも、ブルマの誕生日会でのやり取りや、一緒にリゾートへ行く描写など、夫婦らしいエピソードが随所に登場します。たとえば、ベジータがブルマの頼みを聞き入れて地球でのイベントに参加したり、ウイスとの修行を中断してまで家族サービスを優先する場面は、彼の価値観の変化を如実に物語っています。これらのシーンは、単なる夫婦の日常ではなく、ベジータがかけがえのない存在としてブルマをどう捉えているかを読み取る鍵にもなります。
また、家族の会話の中で自然にブルマに気を配る姿や、トランクスやブラと一緒に過ごす時間を大切にしている様子からも、ベジータが家庭を重視する姿勢がにじみ出ています。これにより、読者や視聴者からの好感度も一層高まり、ベジータのキャラクターとしての魅力がさらに増したといえるでしょう。
ベジータとブルマの魅力と人気の理由
- 公式設定と裏話のまとめ
- 二人の夫婦関係の変化を振り返る
- ベジブルとは?名称と意味を解説
- 愛のエピソードまとめ
- 未来トランクス編での夫婦の描写
公式設定と裏話のまとめ

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まず注目したいのは、原作者・鳥山明先生が語った裏話です。例えば、ブルマがベジータを選んだ理由について「遠慮なく物申せる唯一の相手だから」と語っていたことがあります。この発言は、ブルマというキャラクターの率直さや気の強さを象徴していると同時に、ベジータという孤高の戦士の中にある柔らかさや許容力を浮き彫りにするものでもあります。つまり、二人の関係性は表面上の衝突や対立だけでは測れない、深い信頼と相性に支えられているのです。
これは、物語上では描かれなかったものの、二人の関係性を補完する重要な視点といえるでしょう。また、ベジータの人物像に関しても「実は悟空より優しいサイヤ人かもしれない」といった発言がありました。これは彼の行動や台詞の裏に隠された感情を読み解くヒントとなり、ベジータというキャラクターの二面性を理解するうえで非常に貴重な示唆です。ファンの間では、こうした一見冷淡でありながらも、心の底に深い愛情を持つベジータの姿に強く惹かれる人が多いのも頷けます。
さらに、インタビューでは「恥ずかしいから描かなかったが、ベジータとブルマの恋愛は頭の中でできていた」と鳥山先生自身が語っていたこともあります。これは、公式に描かれていない部分にも創作意図が込められていることを示しており、ファンにとっては想像を広げる余地として大きな意味を持ちます。こうした設定や裏話を知ることで、物語の理解が一層深まるとともに、よりベジータとブルマの魅力が引き立ちます。
二人の夫婦関係の変化を振り返る

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ここからはベジータとブルマの関係性の変化をたどってみましょう。初期は互いに強く干渉し合う関係ではなく、ベジータが一方的に自分の道を突き進む姿が目立ちました。戦闘力の向上だけに執着し、他人との交流にはほとんど興味を示さなかった彼にとって、ブルマや家族との関わりは最初は煩わしいものであったかもしれません。しかし、トランクスやブラの誕生を経て、ベジータは次第に家庭的な一面を見せるようになります。
例えば、『ドラゴンボール超』では遊園地に家族で出かけたり、ブルマの妊娠中に試合を辞退する場面が描かれたりと、その変化は誰の目にも明らかでした。出産に立ち会う姿勢や、トランクスに対する指導の様子からは、父親としての責任を強く意識していることが伝わってきます。また、ブルマに対しても、昔のようなぶっきらぼうな態度ではなく、配慮ある言葉を選ぶシーンが増えており、精神的な成長が見て取れます。
言ってしまえば、家族を守ることが彼の新たな誇りとなったのです。サイヤ人としての誇りと同じくらい、あるいはそれ以上に、地球で築いた家族との絆がベジータの生き方に影響を与えているのは間違いありません。これは、彼のキャラクターが単なる戦士から、感情を持つ人間へと進化した証ともいえるでしょう。
ベジブルとは?名称と意味を解説

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「ベジブル」とは、ベジータとブルマを組み合わせたファンによるカップリング名称です。ベジータ(Vegeta)とブルマ(Bulma)を繋げて「ベジブル」と呼ばれるようになり、pixivやSNSなどで広く使われています。二人が公式にカップルとして描かれているため、その人気は非常に高く、ファンアートや二次創作、考察記事も数多く存在します。とくに、恋愛描写が少ないドラゴンボールの中で、ベジブルは数少ない公式カップルの一つとして長年にわたって支持されてきました。
また、ベジブルという言葉は「ベジタブル(vegetable)」という英単語に近い響きを持っており、偶然ではありますがその親しみやすさもネーミングの魅力の一部です。このことから、言葉の響きや意味合いでも多くの人に覚えやすく、浸透しやすい組み合わせとなりました。
加えて、ベジータとブルマというまったく性格の異なる二人が惹かれ合う構図そのものに、多くのファンが魅力を感じています。強くて不器用なベジータと、賢くて気の強いブルマの組み合わせは、まさに正反対の相性が引き寄せ合った結果とも言えるでしょう。こうした点が、カップリング名としての「ベジブル」が単なる略称を超えた、ファンの感情や共感を込めた象徴となっているのです。
愛のエピソードまとめ

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例えば、ブルマがビルスにビンタされた時、激昂したベジータが限界を超えるパワーを発揮する場面は代表的な愛情の描写です。あの瞬間、ベジータの中に潜んでいた強い感情が一気に爆発し、普段は見せない一面が露わになりました。戦士としての冷徹な表情からは想像もできない、愛する者への強い思いが前面に出たことは、読者や視聴者に深い印象を与えたことでしょう。
このような理由から、読者は二人の関係に強い共感を覚えるのでしょう。さらに、ベジータは家族旅行に同行するだけでなく、ブルマが些細なトラブルに巻き込まれたときでも必ず駆けつけ、誰よりも彼女の安全を優先します。戦いの最中でもブルマの名を口にし、心のどこかで常に彼女を想っていることが随所に描かれているのです。
また、ブルマが発明や研究に没頭している間に静かにそばにいる姿や、ウイスやビルスとの対話の中でもブルマを話題にする様子など、ベジータの愛情は言動の端々に滲み出ています。過去には冷酷な戦士だった彼が、ここまで情を見せるようになったこと自体が感動的であり、その変化の過程も物語の魅力のひとつとなっています。
これらのエピソードは、多くのファンにとって忘れがたい名場面となっており、ベジータというキャラクターの奥深さと、ブルマとの関係性の尊さを再確認させてくれるのです。
未来トランクス編での夫婦の描写

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このとき描かれたのは、戦火の中でも家族を思う夫婦の絆です。未来トランクス編では、ブルマが未来の自分を犠牲にしてでも息子を助けようとする姿があり、その行動はベジータにも強く影響を与えました。ブルマの自己犠牲的な行動は、ベジータにとって衝撃的であり、彼の中にあった無関心や冷淡さを揺さぶる結果となりました。
彼は未来の世界での戦いに対してより強い責任感を持つようになり、単なる力の衝突ではなく、守るべきものがある戦いとして認識し直すようになります。また、マイの存在に対する理解も深まり、トランクスの想いや葛藤を汲み取る姿勢が見られるようになりました。これは、家族としての絆が戦いの動機となることをベジータ自身が実感した瞬間でもあります。
さらに、ブルマがタイムマシンの開発に尽力する様子を見て、ベジータは改めて彼女の強さと賢さを実感したことでしょう。戦闘力こそ持たないものの、自らの知恵と意志で未来を切り開こうとするブルマの姿勢は、ベジータにとって新たな尊敬の対象となり、彼女に対する感情にも深みをもたらしました。
こうした夫婦の協力関係が、未来世界でも大きな力となっています。ブルマの行動がベジータの心を動かし、ベジータの覚悟がブルマに勇気を与えるという相互作用が、シリーズの中でも非常に感動的なエピソードとして描かれました。このエピソードを通じて、読者は二人の関係性の強さを再認識することになったのです。
ベジータとブルマの関係を総括するポイント
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初対面はナメック星編で敵同士だった
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ベジータはブルマの家に居候し交流が増えた
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お互いの性格に惹かれ自然に距離が縮まった
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重力室での負傷をブルマが看病し信頼が深まった
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ブルマとヤムチャの別れも関係の進展に影響した
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トランクスの存在が二人の絆を証明する役割を果たした
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精神と時の部屋での親子修行がベジータの意識を変えた
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ブラの誕生で本当の家族としての姿が描かれた
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『ドラゴンボール超』では夫婦の愛情が強調された
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ビルスに怒るシーンがベジータの愛情の象徴となった
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家族を優先する姿勢に価値観の変化が見える
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鳥山明による公式裏話が関係性の深さを裏付ける
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恋愛描写は少ないが補完的な要素が多く存在する
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ベジブルという名称がファンの共感を集めている
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未来編では協力と覚悟が夫婦の絆をさらに強固にした